プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
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プロダクトマネジメント―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
英題
Escaping the Build Trap
How Effective Product Management Creates Real Value
目的
おすすめされたので読む
あるいは、そうではなく何にフォーカスすべきか?
だいたい読んだmiyamonz.icon
要約miyamonz.icon
問
なぜ企業やメンバーはビルドトラップに陥ってしまうのか?
どうすれば、そうならずに真に生産的になれるのか?
答え
プロダクトをマネジメントすればよい。プロダクト主導の組織になればよい
そのためには、役割、戦略、プロセス、組織の側面から考える必要がある
プロダクト
戦略とそのフレームワーク
ビジョンやミッションからスタートし、それを段階的に具体に変換していき、戦術およびソリューションにまで落としていく
プロセス
プロダクトのカタ
役割
↑を行う、プロダクトマネージャというキャリアがある
組織
実施のためには、組織レベルでも変革がいる
根拠
人はソリューションにハマりがちだから
それを避けるために、戦略やカタを用いる
また、それらを推進するためには、プロセスのみだけではだめで、組織レベルでも必要
学習あたり、プロダクトのカタはもうちょっと読み直して頭になじませたい
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読み始め
まず最初に、ビルドトラップというタイトルだから、
こういう内容だと思ったmiyamonz.icon
作ることにフォーカスしてしまい、何を作るのか、ということを失念してしまう
アウトプット(デリバリー)に注力してしまい、アウトカムを見てない
正しくはあるのだが、第一部に出てきたストーリーはちょっと違った
各部署が各々違う目標を持っていて、あれもやるこれもやる、という感じで上手くいかない例が出てきた
組織としての問題としてビルドトラップを捉えていた
怖がってフィードバックができないようになってしまう問題
ここらへん、気になってたので読むのが面白いmiyamonz.icon
誰だって最適の健闘をしたいはずなのに
部分最適でうまくいかない、みたいな話
こういうのをなんとかできればなあと日頃思うmiyamonz.icon
全体構成分かりやすくて良いね
英題がビルドトラップで、邦題が順序が変わってプロダクトマネジメントが前に来てた
こういうとき、たいてい翻訳が変だとおもってたが、この本に関してはそうでもなかった
ビルドトラップも主題ではあるとは思うが
本としては、割とプロダクトマネージャー、という役割から組織まで扱っている
良い本だmiyamonz.icon
でもカタとかが良く分からん。あと戦略の4つの粒度とかがなんかこう、頭に入らない
あんまり丁寧に書くと筆者の仕事が減っちゃうから雑に書いてるのでは?と邪推してしまう
用語の定義がちょっと曖昧で、厳密でないのは問題
戦略の定義?に「良い戦略とは、意思決定を下すのを助けるフレームワークのこと」とあるのに
別のところで「戦略フレームワーク」という言葉が登場してしまっている
個別の用語の周辺で、それらの概念が満たすべきこと、逆に、うまくいかないパターンの解説
というのは書かれている
用語の定義の厳密さが抜けている
これだと、いざ自分が実践するときに、なんだかフワフワして良くわからなくなる
おそらく、バズワード的で、筆者自身も用語を整理できてないのだろうか?
書籍内容の要約がよく書けている。
本書の図解で疑問だったところがこれのおかげでスッキリした
ところで、ビルドトラップってこのほんの筆者が作った言葉のはずだが、書籍を超えてかなり独り歩きしている
ただし、他のバズワードと違って、「作ることに執着してしまって、目標を見失う or 達成できない」という意味は間違わずに使われている
ただ、書籍ではもっと広くのことを語っている
どうやってそれにハマらないか?そのためには何が必要なのか?ということが述べられている
なんとなくリッチヒッキーの最新の発表が関係ありそうだなと思ったので読んでおこうmiyamonz.icon